2011年05月25日

生まれたてのブラック・ロックンロール 〜 「ロイ・ブラウン&ヒズ・マイティー・マイティー・メン」

Jump Blues * HURRY HURRY BABY - Roy Brown & His Mighty-Mighty Men [King #4602] 1953



HURRY HURRY BABY - Roy Brown & His Mighty-Mighty Men [King #4602] 1953
(Roy Brown)
Lonat BMI
Hand Writing Matrix: K-9229-1 / K-9228-2

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Roy Brown

キング・レコードのジャンプ・ブルースつながりで、『ロイ・ブラウン』をご紹介させていただきます。

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Roy Brown

ワイノニー・ハリスと並び、キング社を代表するブルース・シャウターとして有名だが、それ以上に戦後の大衆ブラック・ミュージック界を代表する名歌手だ。高音を交えた粘っこいスクリーム唱法は、B.B.キング、ボビー・ブランド、リトル・ミルトン、ジャッキー・ウィルソン、リトル・リチャードらに多大な影響を与えた事でも知られている。
また彼が初めてではないが、ゴスペル音楽の手法“コール&レスポンス”をR&Bに取り入れて一般的にし、50年代以降はR&Bの主流となり、そのさらに延長で“コール&レスポンス”は60年代には“ソウル・コーラス”として開花した。
そして彼が作曲し歌った「Good Rocking Tonight」はエルヴィス・プレスリーにカバーされ、ロックンロールのスタンダードとなっている。
以上の様に簡単にみただけでも、彼の音楽性と功績が50年代以降のR&Bにおいて結構重要になる事が伺える。

57年までのほとんどをKing/Deluxeレーベルに吹き込んでいるので、中西部の人というイメージが勝手に強かったが、生まれは1925年のニューオーリンズで、育ちはロサンジェルス。本名は「Roy James Brown」。
47年には再びニューオーリンズに戻り、名店「The Dew Drop Inn」でも歌ったりし、48年にキング・レーベルと契約。前述のデビュー作「Good Rocking Tonight」(DeLuxe #1093)はR&B・チャートで最高13位を記録する大ヒットなり、この作品は、彼のアイドルでもあった同社のワイノニー・ハリスにより間もなくカバーされています。

以降もデラックス・レーベルに大量にレコーディングを行っているが、今回ご紹介の作品「Hurry Hurry Baby」は53年にリリースされたキング・レーベル(格上げ移籍後)第一弾シングルで、ロイ自作によるジャンプ・ブルースだ。ロックンロール時代を予感させるフランティックな絶叫ボーカルで歌う、生まれてのブラック・ロッカーといっても過言ではない完成度だ。リトル・リチャードもまだデビューしていない53年(正確にいうと、Peacockで"普通"のR&B・シンガーとしてレコードを出した同じ年)の作品だと思うと、かなり衝撃的かつ影響力のあった作品ではないかと想像させられて面白いです。

Search-
"ROY BROWN" to Night Beat Records
Source-
Roy Brown, Discography - Soulful Kinda Music
タグ:78rpm Jump Blues

♪ナイトビートレコード♪
posted by DJ JAMES at 19:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | YouTubeでレコード紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | Twitterでつぶやく
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