2010年10月12日

Young Jessie - Mary Lou

mary_lou_young_jessie.jpg

Young Jessie - Mary Lou [Modern #961] 1955
(Smith - Paul)
BMI Mod Music Publ. (2202)
Hand Writing Matrix: 45-MM-2202 / 45-MM-2203



『ヤング・ジェッシー』つながりで、棚から7インチレコードを一枚ご紹介。

55年に[モダーン(Modern)]からリリースされたセカンド・シングルで、「メリー・ルウ」という作品。
R&Rファンの方には、59年の「ロニー・ホウキンス(Ronnie Hawkins)」のバージョンが有名かもしれない作品のオリジナル・バージョンだ。

バックの演奏は名人【マックスウェル・デイヴィス(Maxwell Davis)】のバンドで、コーラスにはR&Bグループの【ザ・キャデッツ/ザ・ジャックス(Tha Cadets/The Jacks)】が参加している。
作曲はレーベル・オーナーでもある【サウル・ビハリ(Saul Bihari)】との共作で(クレジットにある「サム・リング」というのは偽名)、ドゥーワップ・コーラスの入るR&Bナンバーだ。

怪しげなマイナーキーのメロディーを、ジェッシーの不良っぽいボーカルがワイルドに歌い、ウェスト・コーストR&Bのサウンドもハードにドライブする。
ザ・キャデッツによるコーラスも、全体の音の厚みを増すのに一役買っているし、なによりこのコーラスも実にカッコ良い、黒子としての名演だ。

young_jessie_billboard2.jpg
1955年7月23日のBillboard Magazineに掲載された新譜レビューの記事

ちなみにこの盤に限らずだが、[モダン/RPM]系のオリジナル盤プレスには“当たり外れ”が多い事でも有名で、見た目がVG+評価でも、プレス状態に起因するヒス・ノイズが出る粗悪なプレスも多く出回っている。
買い付け時には、一枚づつ試聴して確認しているのでハズレを購入する事はないが、プレス状態が良くない盤を中古市場ではよく見かける。
知り合いの米国レコード・ディーラーからの情報によると、R&B系の弱小インディペンデント・レーベルは、経費的な問題で、磨耗したスタンパーを限界まで使いまわした事が原因としてあるそうだ。

またレーベルのデザインや色の違いにも謎が多い。
今回ご紹介のこのレコードだけでも、この黒レーベル以外に、マルーン(海老茶色)、ブルー、紫のレーベル・カラーを見た事がある。
これは推測ではあるが、レコード製造の過程で使用された、背後のレーベル・ベースとなる紙(つまり上記の様なレーベルの背景色)の無くなった順番が、各プレス工場で若干異なったからではないかと思える。

話題が外れたが、総評としてこの作品は、ブラック・ロッカーとしても、ドゥーワップとしても楽しめる名作だといえよう。

18107399.jpg
Young Jessie

Source-
Source - Young Jessie , Single Discography - Wang Dang Dula
Source - Young Jessie , Bioography - Black Cat Rockabilly


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"Young Jessie" to Night Beat Records
♪ナイトビートレコード♪
posted by DJ JAMES at 17:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | YouTubeでレコード紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | Twitterでつぶやく
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