2010年09月09日

Varetta Dillard - Star Of Fortune

star_of_fortune.jpg

Varetta Dillard - Star Of Fortune [RCA Victor #47-7144] 1958
(Ben Bierman - Thelma Hershenson)
Monument Music, Inc., BMI
Producers: Leiber & Stoller
Machine Stamped matrix: H2 PW8473-3S / H2 PW8474-3S



R&B〜ポップ中間派つながりで、棚から7インチ・レコードを一枚ご紹介。

1933年2月3日、ニューヨーク・ハーレム生まれ。
1951年にはサヴォイ・レコードと契約し、プロのシンガーとして活動を始めた、女性R&Bシンガー『ヴァレッタ・ディラード』。

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1952年5月24日のBillboard Magazineに掲載された、サヴォイ・レコードの広告

50年代初頭という、R&B創始期から歌い始めたベテランながら、同時期の女性歌手「ラヴァーン・ベイカー」や、「ルース・ブラウン」といったシンガーと比べてみても知名度は低い気がする。

彼女のヒット曲といえば、上の広告画像にもある52年の「イージー・イージー・ベイビー」(Savoy #45-847/R&B:8-)、53年の「マーシー・ミスター・パーシー」(Savoy #45-897/R&B:6-)と、55年の「ジョニー・ハズ・ゴーン」(Savoy #1153/R&B:6-)の3曲が、彼女の代表作品としては知られる。

ヒットの数は少なくとも、フィメール・R&Bシンガーとしての実力は抜群で、個人的に贔屓にしている「ラヴァーン・ベイカー」をも凌ぐ力量ではないかと思っている。
パワーとコントロール力で、聞き手を痺れさす様な、絶妙な節回しを披露する天才だ。

56年には遂にメジャー系レーベルとなる、RCA ヴィクター系のグルーヴ・レーベルと契約し、ここでも良質なジャンプ・ブルースやロッキンR&Bを多数レコーディング。
そして翌57年にはRCA ヴィクターに格上げされ、今回のブログで紹介させていただくのは、58年にRCA ヴィクターからリリースされた4枚目のシングルとなる「スター・オブ・フォーチュン」という作品だった。

プロデュースは、ご存知「ジェリー・レイバー+マイク・ストーラー」で、バックの演奏には、ダイナ・ワシントン等でも伴奏するピアニスト「ハワード・ビッグス」、コーラスには「ザ・クッキーズ」が参加した、裏方の布陣としても強力なレコーディングだ。

曲調はリズムが転調するアップテンポで、メロウな楽曲をソウルフルに歌う、ポップ・タイプのR&B。
転調してからはメロディーも明るくなり、ザ・クッキーズのコーラスも手伝って、ポップ度は益々高くなる。
そしてまた突然、マイナーキーへと転調を繰り返すが、作品の安定度は崩れないという不思議な作品である。

息を呑むスリリングな展開を、ヴァレッタの緊張感のあるボーカルがさらに聴きものとしている。
メロディアスな曲も素晴らしいポップ・R&B 歌謡曲で、この作品はカナダでのみポップ・チャート最高39位を記録した。

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Varetta Dillard

Source-
Source - Varetta Dillard, Discography - WANG DANG DULA
Source - Varetta Dillard, Biography - The World of Marion-Net E-zines

Search-
"Varetta Dillard" to Night Beat Records
♪ナイトビートレコード♪
posted by DJ JAMES at 15:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | YouTubeでレコード紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | Twitterでつぶやく
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