2010年08月30日

Bob McFadden - The Beat Generation

the_beat_generation_bob_mcf.jpg

Bob McFadden - The Beat Generation [Brunswick #9-55140] 1959
(Rod McKuen)
Machine Stamped Matrix: 45 107650 3 / 45 107649 3



買い付けから帰国後、ようやく状況も落ち着きを取り戻しました。
レコード紹介ブログも再開させていただきますので、よろしくお願いします。
今回は、最後にレコード紹介したブログからの繋がりで、白人系のスウィンギン・ポップで、7インチ・レコードを棚から一枚ご紹介。

今回の主役は歌手ではなく、オハイオ州イースト・リヴァプールという街出身の、声優『ボブ・マクファッデン』。
Milton the Monster、Cool McCool、the ThunderCatsといった、カートゥーン番組で人気を博した声優として有名な人物である。
プロの声優が録音したこのレコード、一体何なのか?というと、「ロッド・マックエン」という有名な詩人/フォーク歌手が録音した、59年発売のノヴェルティー・レコードの裏面にオマケ程度で配された作品なのである。
ロッド・マックエンの作品のタイトルは「ザ・マミー」で、ビルボードのポップ・チャートでも最高39位を記録する事となったヒット作だ。

Bob Mcfadden & Dor - The Mummy
http://www.youtube.com/watch?v=HTvpQjl8SWw

2010_8_30_rod_mckuen_mummy_.jpg
1959年7月13日のBillboard Magazineに掲載された、売れ筋レコード・レビューの記事

この「ザ・マミー」という作品のバックの演奏は、実は「ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツ」のメンバーによるもので、黒子となりながらも、隠し切れないR&R感覚が前面に出た好サポートとなった。
陽気なラテン・リズムにのせた、“ミイラ”という作品で、滑稽なミイラがユーモラスに語っていくというストーリー展開の、このうえなく馬鹿馬鹿しくて(良い意味で)、笑えるノヴェルティー・ポップだ。

この作品の後半でも、今回ブログの主役、ボブ・マクファッデンは合いの手として登場する。

そして本日のメイン・ソングとなる「ビート・ジェネレーション」という作品は、ロッドの作曲によるノヴェルティー・ナンバーで、こちらでのリードは勿論ボブだ。
ビート・ジェネレーションとは、まさにジェック・ケルアックや、アレン・ギンズバーグ等で知られる、ビートニクをアンセムしたタイトルと内容である。
(ビート・ジェネレーションについては、wikipedia参照)
マイナーキーのジャジーな演奏に乗せて、ダンディーに歌うブルージーな作品だ。
しかし、おじさん臭い声は歌手としてはあまり魅力的ではなく、ここではやはり、バックの演奏に比重がある感じは否めない。
とはいえ、オールド・ジャズ風の渋い演奏に、大人の男といった雰囲気がマッチし、全体の仕上がりとしては、バランス良くまとまっている気がする。

ザ・コメッツのメンバーによる、素晴らしいサポートが功を奏して、実にクールなスウィンギン・ポップとなった好フリップ・サイド・ソングだ。

ちなみに、77年の「Richard Hell and the Voidoids - Blank Generation」でも、この作品のアイデアが引用されていると言われている。

Source-
Source - rockabillyhall.com
Source - mckuen.com

Search-
"Rod McKuen" to Night Beat Records
♪ナイトビートレコード♪
posted by DJ JAMES at 14:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | YouTubeでレコード紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | Twitterでつぶやく
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