2010年06月30日

Johnny Sayles - You Told A Lie

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Johnny Sayles - You Told A Lie [Mar-V-Lus #6000] 1963
Hand Writing Matrix: 1611-01B 3046 / 1611-01A 3045 A



蒸し暑い日が続きますな〜。
昨日からの数珠繋ぎで、こんな暑苦しい日には、さらに熱いアーリー ディープソウルをご紹介。

天才奇才「アイク・ターナー」のタレントスタウトで見出され、50年代後半にはアイクのバンドでボーカルをとっていた経験もある、テキサス州ウィンズボロ出身のR&Bシンガー『ジョニー・セイルズ』。

それ以前には、セントルイスベースのマイナーなR&Bグループ、「ユージーン・ニール&ザ・ロッキング・キングス(Eugene Neal & The Rocking Kings)」にも在籍しており、彼らもアイク・ターナー関連の人脈だったことから、ジョニーの存在がアイクの目に触れていても不思議ではない。

毎度ソウルフルカインダミュージックさんのディスコグラフィーによると、アイクとの関係は長続きせず、その後61年頃までは自身のバンドを率いて活動を行い、63年までは音楽活動にブランクがある。

音楽シーンにカンバックした63年には、シカゴの名門R&Bレーベル「ワンダフル/マーヴェラス/エムパック」と契約。
そして出された、記念すべきデビューシングルが、本日ご紹介の「ユー・トールド・ア・ライ(Mar-V-Lus #6000)」だった。

サックス奏者として有名な「モンク・ヒギンス」作によるR&Bバラードで、ブルージーな雰囲気も残した悲壮感漂う作品だ。

狭いスタジオいっぱいに共鳴するチープな録音環境で、スモールコンボのバックバンドがシリアスに演奏する、60年代初期らしいアーリーシカゴソウル。
ジョニーのボーカルも最初は囁く様に低く歌うが、サビの部分では振り絞る様に力んでシャウトする。
恋人に嘘をつかれたという、傷心を歌うだけには深刻過ぎる、この大げさな歌いっぷりが実に痛快である。

尋常ならぬ天才っぷりを披露した、ボーカルの熱さも然ることながら、バックのサウンドも見逃せないのがこの作品だ。
楽曲のストーリー展開に配慮した盛り上がり方や、主役をしっかりとサポートする、感情を揺さぶる楽器奏者の絶妙な合いの手が、この曲の完成度を高めている。
63年の作品とは信じ難い、全くサザン/ディープソウルの原型といっても過言ではない、時代を先行した傑作のひとつだと思う。

ジャマイカのSkaがRock Steadyへと移行する過渡期のサウンドにも通じる、Rawな泥臭さもこの作品が好きな理由で、R&B度40%/ソウル汁度60%という個人的計測結果の、リズム&ソウル名作!

裏面はノーザンタイプで、こちらはわりと標準的なシカゴ産 60'S R&Bで、マトリックスから推測して、こちらが本来のA面曲だと思うダブルサイダー。

その後彼は70年代前半まで録音を残し、ファンク系作品の評価は高い様子ですが、初期の名唱にも今こそ再評価を!

johnnysayles.jpg
Johnny Sayles's CD Jacket

Source-
Johnny Sayles, Single Discography
(Soulful Kinda Music)

Search-
"Johnny Sayles" to Night Beat Records
♪ナイトビートレコード♪
posted by DJ JAMES at 14:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | YouTubeでレコード紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | Twitterでつぶやく
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