2010年05月21日

Alvin Robinson - Down Home Girl

down_home_girl_alvin_robinson.jpg

Alvin Robinson - Down Home Girl [Red Bird/10-010] 1964
Hand Writing Matrix: LS-1033-2 / LS-1032, Machine Stamped: Audio Matrix



さらに続く、ニューオーリンズR&B数珠繋ぎのディープ編。
本日ご紹介するのはニューオーリンズのR&B シンガー『アルヴィン・ロビンソン』です。

1937年、ニューオーリンズに生まれ、50年代後半にはセッション・ギタリストとして同地にて活動。
後にモータウンでも有名になる“ショーティー・ロング”にもギターを教えていたという。

61年からはインペリアルやポストにも録音を残し、1964年にはニューヨークの名コンビ、ジェリー・レイバー+マイク・ストーラーが、ジョージ・ゴールドナーと共に新設したタイガー/デイジー・レーベル(レッドバード/ブルーキャットの前身)にてレコーディングを行う。
「ユー・トーク・トゥー・マッチ」でもおなじみの、ニューオーリンズ・R&B シンガー“ジョー・ジョーンズ”制作の下、クリス・ケナーのカバー「サムシング・ユー・ゴット」を「Tiger/104」にて完成させた。
6月にこのシングルは、ポップ/R&Bの両チャートで最高52位を記録する一発ヒットとなり、新興レーベルの発展と共に期待は高まり、同年9月には、すかさず第2弾のシングルが発売された。

ちょうどこの頃、タイガー・レーベルは7枚のみのシングルを残し(デイジーは4枚のみ)、レッドバード系へとレーベル名を変更。

そしてリリースされた新作が、今回ご紹介する作品「ダウン・ホーム・ガール」だった。
制作はジェリー・レイバー+マイク・ストーラーの名コンビ。
作曲はジェリー・レイバーに加えアーティー・バトラー、そしてアレンジャーには“ジョー・ジョーンズ”という布陣による大仕事だ。

ブルースをベースにしたニューオーリンズ・ナンバーで、バックビートを強調したファンキーなダンスリズムに、レイジーなピアノとホーンが独特のグルーヴを生み出す作品だ。
ファンの間では、プロトタイプのファンクとしても評価が高い、なかなかヘヴィーでファンキーなサウンドである。

彼のボーカルがまた個性的で素晴らしく、かすれながらも伸びる声質で、喉を焼く様に熱唱。
サビ部分の粘り気の強さや、時折みせるシャウトは期待を上回るディープさで、聴き手をシビれさせる力量を持った名唱です。

歌詞の中にも地元名やセカンドラインといった言葉が登場し、ニューオーリンズへの愛情もたっぷりの地元賛歌曲です。

ザ・ローリング・ストーンズが65年の米アルバム「Right Now」にて取り上げていた作品のオリジナル・バージョンとしても知られるストーンズ・クラシックス。
また、67年の3月には「Date #1552」でリリースされたザ・コースターズによるカバー・バージョンもファンには知られる作品です。

まぎれもなく、60'S ニューオーリンズ・R&B(Deep編)のマイナー傑作!

ちなみにこのシングルの裏面は、リトル・ウィリー・ジョンの名作“フィーヴァー”のカバーで、同路線のアレンジで、こちらも要チェックな好フリップサイド曲!


この後の彼は、同ブルーキャット・レーベルから3枚のシングルをリリースする他、60年代後半までちょろちょろとシングルを数枚制作。
69年にロサンジェルスへ移住し、70年代以降にはスタジオ・ミュージシャンとしての活動に専念。
Dr.ジョンの名作“ガンボ”('72)や、リンゴ・スターの“グッドナイト・ウィーン”('74)、カーリー・サイモン“プレイング・ポッサム”('75)等にも参加し功績を残している。

85年には再びニューオーリンズへ戻り、89年同地にて死去。


Source-
Albin Robinson - Single Discography
(Soulful Kinds Music)
Albin Robinson - Biography
(Funky 16 Corners)
Albin Robinson - Music History
(The B Side)

Search - "Alvin Robinson" to Night Beat Records

583596.jpg 583597.jpg
Alvin Robinson
♪ナイトビートレコード♪
posted by DJ JAMES at 19:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | YouTubeでレコード紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする | Twitterでつぶやく
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。